「日本史の共通テストの対策が分からない！」
「日本史の共テで高得点（90％以上）をとるために、どんな参考書を使えばいいの？」
といった方に向けて日本史の参考書（問題集）や勉強方法を紹介しています。
今回は、日本史を基礎レベルからスタートして、
偏差値30台からでも
共通テストで90％以上を
（本当は95％以上、満点、100％！と言いたいところですが）
参考書（問題集）だけでとる方法を紹介します！
国公立、私立に関わらず、
共通テスト日本史（やそのレベルの学力）が大学入試に必要な全ての方に
是非とも参考にしてもらえたらと思います。
取り組むべき参考書や対策を順番に紹介していきますので、
ぜひともその順番で共通テスト対策を進めてみてください！
そのほかの共通テスト科目の対策記事も
ぜひご覧ください！
① 『教科書よりやさしい日本史ノート』
どういった方にオススメ？（活用時期やタイミング）
まず日本史の初歩的なところから学習をスタートさせたい方、
模試で日本史の偏差値が30台、40台前半といった方は
この参考書からのスタートをお勧めします。
『教科書よりやさしい日本史ノート』ってどんな参考書？
日本史に苦手意識がある方、
基礎レベルからスタートしたいという方にも、
取り組みやすい参考書になっています。
日本史の大学入試に必要な基本的な用語が、
空欄穴埋め形式で登場します。
同じシリーズで講義形式の参考書である
『教科書よりやさしい日本史』も出版されており、
内容が対応しています。
『教科書よりやさしい日本史』は、
全ページフルカラーで、イラストも豊富です。
先生と生徒の会話になっているので、
複雑な日本史の大枠や流れを理解することに億劫にならずに
気軽に取り組むことができます。
特徴、活用ポイント
歴史の中で起きたことをコンパクトに学習することができます。
日本史や世界史は、まず大枠や流れを掴むことが大切です。
そういった意味でこの参考書は活用しやすい情報量にまとまっています。
まず、講義形式の参考書である
『教科書よりやさしい日本史』
を読んで理解した上で、
『教科書よりやさしい日本史ノート』で
問題を解いていくという流れで活用すると良いでしょう。
あくまで大枠や流れを掴むための参考書ですので、
この1冊だけでは、受験に必要な知識をつけることはできない
ということに注意しましょう。
② 『30日完成 スピードマスター 日本史問題集』
どういった方にオススメ？（活用時期やタイミング）
日本史の基本的なところから学習をスタートしたい方
『教科書よりやさしい日本史ノート』レベルの大枠は理解できている方
模試で日本史の偏差値が30台、40台前半といった方
本格的な一問一答系の参考書にはまだ入れない方
などは、この参考書に取り組むことをお勧めします。
『30日完成 スピードマスター』ってどんな参考書？
日本史に苦手意識がある方、基礎レベルからスタートしたい方にも、
取り組みやすい問題レベルに設定されています。
日本史が、全30テーマに分けられています。
1日1テーマ取り組めば、
30日で日本史の大枠を捉えることができますので、
「30日完成」という参考書名の通りに
知識を定着させることができますね。
各テーマの分量を考えると、
1日2テーマ程度は進めることができるかと思います。
よってペースを少し早めて取り組めば、
2週間程度で完成させることも可能です。
日本史の流れや大枠を把握する上で重要なところが問題になっていますので、
効率良く全体像を掴んでいくことができます。
特徴、活用ポイント
この参考書の特徴として、説明や解説がほとんどない
ということが挙げられます。
よって、資料集をあわせて活用したり、
解説や説明の詳しい参考書を読みながら進めたり
ということが必要です。
教科書や資料集を活用するなどしながら、
周辺知識を補いつつ、背景知識や時代の流れなどを理解しながら
時には少し深掘りしてみるようなことも意識して
進めていくようにしたいところです。
この参考書の時点でもまだ大枠や流れを掴む段階ですので、
よりハイレベルな参考書に取り組む必要があることには
注意しておきましょう。
③『日本史B一問一答 完全版』
どういった方にオススメ？（活用時期やタイミング）
これまで紹介した参考書レベルの大枠や流れは身についている方、
模試で日本史の偏差値が40台前半〜50前後といった方などは、
この参考書からのスタートをお勧めします。
『日本史B 一問一答 完全版』ってどんな参考書？
『日本史B 一問一答 完全版』は、日大レベルの問題から
難関大学の問題まで対応することができるようになるための参考書です。
構成はシンプルで、問題が空所補充形式で掲載されており、
そのあとに答えが載っています。
解説はシンプルで、問題数のボリュームを重視しています。
問題に星マークがついていて、問題の難易度が分かりやすくなっています。
まずは簡易的なレベルを網羅し、さらに難しいレベルへと挑戦
という流れで問題を進めて知識をつけることができます。
特徴、活用ポイント
日東駒専レベルの大学やセンター、共通テストレベルであれば
星3つ～星2つくらいまでの知識で
対応することができるでしょう。
ただ、より高得点をとっていきたいという方は、
しっかりとさらに難易度の高い問題まで取り組んでおくことを
オススメします。
また、用語を覚えるだけでは入試では対応することはできない
という意識もしっかりと持っておく必要があります。
特に、一問一答で何度も繰り返して覚えた場合、
この参考書で記載された文章でしか用語を覚えることができず、
他の角度で出題された場合対応できないという状況に陥るケースがあります。
そういったことにも注意しながら活用するようにしましょう。
さらに詳しい参考書の内容については、
こちらの記事もご覧ください。
④ センター試験過去問で対策！
どういう方にオススメ？（活用時期やタイミング）
「日本史B一問一答 完全版」などをやりこんで、
共通テストで6〜7割程度を
とることができるであろうレベル
全統模試などでいえば、偏差値55程度以上は固いだろうレベル
まで実力をアップさせたら、次に取り組むのがセンター過去問です。
どの程度までやり込んだらいいの？
これまでの参考書で培った内容を活かすことができるのかを
センター過去問を10年分ほど解くことで確認することを
オススメします。
もちろん、試験本番までどのくらいの時間があるかにもよりますが、
毎週1年〜2年分くらい解くようなペースでも構いません。
大切なことは、1年分やったらどこで間違えたのか、
どうしたら解き切ることができたのかなどをしっかりと分析すること、
次回似たような問題が出たら完答できるように、
同様の問題を別の角度で聞かれても答えられるように、
自身が積み上げてきた知識と紐づけておくことが大切です。
「日本史B一問一答 完全版」などの、今までの参考書でやったことを
活かすことができているのかも確認していきましょう。
センター過去問をやり込む中で、初見で9割程度の得点率まで
アップさせることをゴールにしたいところです。
また、科目の特性上、この時点で95％以上をとることが
できるようになるケースもあるはずです。
そして、センター過去問で90％程度取れるようになったら、
続いての参考書、問題集はこちらです！
⑤ 共通テスト予想問題で総仕上げ！
④までの参考書やセンター過去問などまでやり込むことが
できているのであれば、
あとはアウトプットしながら実力を磨いていくだけです。
ここからは、共通テスト予想問題などが各出版社から出ていますので、
それを順番に解いていく段階です。
ここまでやりこんでいれば、実際に予想問題を解いていく中でも
95％を超えてくる回数も増えてくるはずです。
また模試でも同程度の結果が出せるようになっているはずです。
学習をここで緩めることなく、
ひとつひとつの問題からエッセンスを吸収しましょう。
また、日本史は問題をスタートにして資料集などを
活用しながら深掘りするような学習も大切になります。
そうやって磨いていくことで、より確実に9割以上の得点率を
コンスタントにマークできるようになります。
以上、「共通テスト日本史で 9割以上とる方法」でした。
共通テストで90％以上の得点をとるための参考になりましたら幸いです。
