私立一般入試と共通テスト利用入試はどちらがオススメ?難易度はどう?活用法は?

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「私立大学受験って、一般と共通テスト利用どちらがいいの?」

「私立一般入試と共通テスト入試の難易度に差はあるの?」

などの疑問がある方に向けた記事となっています。

私立大学の志望校に合格するためには、

一般入試と共通テスト利用のどちらが良いのか

ということを分かりやすくするために、

それぞれのメリットやデメリット、特徴なども紹介比較しながら、

活用方法をお伝えできればと思います。

また、共通テストでの高得点を目指している方は、

ぜひこちらの記事も参考にしてください!

一般入試の特徴、特色やメリット、デメリット

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まずは、一般入試の特色や、メリット、デメリットなどについて

紹介していきます。

特色、特徴

・各大学が大学独自の問題を作成します。

 学部ごとの差がほとんどない大学もあれば、

 早稲田大学や慶應義塾大学などのように

 学部によって傾向が変わる大学もありますので、注意が必要です。

 ・「3教科型」、「2教科型」などがあり、

  受験生が自分自身の受験したい方式を選択できます。

・試験日が重なっていないのであれば、複数学部、複数方式を選択して受験可能です。

メリット

・入試日が重なっていないのであれば、

 同じ大学や同じ学部であっても複数回のチャンスがあります。

・「2教科型」などを選択することで、自分の得意な科目にしぼって受験することもできます。

・前期日程だけでなく後期日程がある大学もあり、前期で不合格でも後期でチャレンジできます。

・募集人員が比較的多いので、その分チャンスがあります。

・大学や学部を絞るという前提ですが、過去問対策が容易になります。

 センター試験から変わったばかりの共通テストに比べて、

 過去問の傾向分析もしやすいです。

デメリット

・1学部、1方式を受験するために受験料(35,000円ほど)が都度発生します。

・各大学で問題方式や傾向が変わるので、様々な大学を受験する場合は、

 各大学ごと学習、対策が必要になってしまいます。

 第一志望の大学に絞って過去問をやり込むことで合格できるはずが、

 色々な大学学部の対策が必要になってしまうことで

 第一志望の大学に届かないというケースもあります。

・定員削減などの影響を受けて、人気大学の倍率が高まり、難易度が上昇しています。

以上が、一般入試の特色やメリット、デメリットでした。

続いては共通テスト利用入試に関して紹介していきます。

大学入学共通テスト利用入試の特徴、特色、メリット、デメリット

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そもそも、大学入学共通テストは、

2020年度まで「大学入試センター試験」

として実施されていた試験が、

2021年度から「大学入学共通テスト」と変わり実施されているものです。

それでは、特色やメリット、デメリットなどについて紹介していきます。

特徴、特色

・ほとんどの場合、共通テストの点数だけで決まります。

 (一般入試との併用型などを採用する大学もあります。)

・受験科目は1科目などの大学もあれば、6科目必要な大学まで様々です。

・一般入試と併願することができるので、一般入試と共通テスト利用入試の

 両方で受験することができます。

メリット

・共通テスト利用入試は、共通テストの点数だけで合否を決める

 形式がほとんどです。

 よって、共通テスト対策さえしっかりしておけば、合格率が高まりますし、

 その対策だけで複数の大学学部を受験することができるのでコスパが良いです。

・国公立大学を受験する場合で私立大学も受験しておきたい場合などは、

 そもそも共通テストの対策をするので、

 一般入試向けの対策をしなくても私立大学を受験できます。

・一般入試と比べ受験料が安く(平均15,000円程度)、

 受験会場までの交通費や宿泊費などもかからず、

 受験に関する出費が減ります。

・マーク式の受験形式であることに加えて、

 共通テストに変わったばかりで傾向も安定していません。

 それらが全てプラスに働いた場合、本来の実力以上の結果が出て、

 元々合格するイメージがなかった大学に手が届く可能性があります。

国公立大学に向けて共通テストの得点率がどのくらい必要なのか

知りたいという方はぜひこちらもご覧ください!

デメリット

・募集人員が少ないことに加えて、国公立大学の志望者も

 滑り止めなどで活用するので、一般入試よりもレベルが高くなる傾向があります。

・共通テスト前に出願を完了する必要がある大学も多いので、

 事前に受験戦略を決め、出願しておく必要があります。

・大学によっては3科目に収まらず、5〜6科目必要な場合があるので、

 一般入試よりも受験科目が増える可能性があります。

・共通テストの傾向がまだ安定しておらず、

 データがまだ少ないこともあり、

 どのくらいの得点率を確保することができるのか、

 その得点率でどの大学に合格できるのかなどが読み切れない

 というリスクがあります。

共通テストでより高い得点率を安定して出せるようにしたい

という方は、ぜひこちらも参考にしてください。

志望大学に合格するためにはどちらがオススメか

特に、自分自身の第一志望の大学が、

実力と同等であったり

自身の実力ではやや届かない大学だったりする場合、

合格しやすいのは一般入試です。

先ほどまで紹介してきましたが、理由としては、

・募集人数が多いことでチャンスが広がるから

・その大学学部に絞って対策をすることで、

仮に合格が厳しい状況からでも逆転を狙うことができるから

・共通テスト利用入試の場合、

上位大学を志望する滑り止め勢が合格することが多いから

といったところが大きいです。

ただ、共通テスト利用入試が必要ないのかといえば

そうではありません。

第一志望の大学への合格率を高めるためには、

共通テスト利用を有効に活用することが大切になるからです。

では、どのように使い分けていけば良いのでしょうか。

そのことについてこの後、解説していきます。

一般入試と共通テスト利用入試をどう活用し、使い分けたら良いのか

共通テスト利用を活用するのはどんな場面かというと、

ズバリ、安全圏の大学や滑り止めの大学と

位置づけている大学の受験です。

第一志望になる大学は、

実力と同等であったり、ややチャレンジの受験であったりする

ケースがほとんどかと思います。

そうなると、試験ギリギリまでそういった大学の対策に

少しでも多くの時間を注ぎたいところです。

しかし、受験は何が起こるか分かりませんし、

滑り止めになるような大学も確保しておきたいはずです。

既に合格が決まっている状態と、そうではない状態での

メンタルへの影響も特に受験期間中は大きくなります。

でも、滑り止めの対策にはできるだけ時間をかけたくないですよね。

そんな時に便利なのが共通テスト利用入試です。

・共通テスト対策をするだけで、複数の大学学部での合格を狙うことができる

・受験会場への移動や交通費宿泊費などの時間的、金銭的コストを減らすことができる

などのメリットを活かしながら、

それぞれの大学の過去問対策などをすることもなく、合格を目指すことができます。

このように、共通テスト利用入試を利用することで、

第一志望の大学の対策により時間を注ぐことができ、

メンタル的にも安定した状態で集中することができます。

第一志望の大学合格にとって、

共通テスト利用入試を活用することがいかに大切なのか、

伝わりましたでしょうか。

共通テスト利用入試の際に注意すべきこと

私立大学の受験生が、

共通テスト利用入試を活用する際に注意するべきこと、

それはズバリ

「中途半端な対策で共通テストを受験しない」

ということです。

当たり前のことかもしれませんが、

極端にいえば、そこまで対策ができていないのであれば、

共通テストは受験しないほうが良いくらいです。

もちろん、しっかり学習を積み上げていれば、

共通テストだろうと私立、あるいは国公立大学の受験でも

結果を残すことはできます。

ただ、丁寧な対策が必要なことは間違いありません。

もし中途半端な対策で共通テストに臨んで、

失敗してしまった場合、特にメンタル面で大きく崩れる可能性があります。

直前期は特にメンタルが大きな影響を与えます。

いつもと同じように勉強することさえ難しくなるのが、

直前期の精神状態です。

そして、共通テスト試験と私立大学一般入試は

日程的にもかなり近いです。

もし中途半端な対策で共通テストに臨んで、

点数が思わしくなかった場合、メンタルを立て直す前に

私立一般入試の本番を迎えてしまい、

本来滑り止めの大学にさえ合格できないというケースも

少なくありません。

ですから、便利な共通テスト利用入試ですが、

活用する際は、しっかりとした準備をするようにしましょう!

共通テストに対してどんな準備が必要なのか知りたい

という方は、ぜひこちらもご覧ください。

以上、私立一般入試と共通テスト利用入試はどちらがオススメなのか

一般入試や共通テスト利用入試をどのように使い分け、活用したらいいのか

をお伝えしてきました。

志望大学の合格に向けた戦略を立てる際の参考になれば幸いです。

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