「自分の実力に合った日本史の参考書が分からない!」
「自分の志望大学に合格するために日本史は、どんな参考書を使えばいいの?」
といった方に向けて参考書を紹介しています。
今回紹介するのは、
『日本史B一問一答 完全版』
です。
国公立、私立に関わらず、日本史が大学入試に必要な全ての方に
是非ともオススメしたい一冊です。
それでは、早速この参考書の効果的な使い方などについて
紹介していきます!
『日本史B一問一答 完全版』ってどんな参考書?
まず、この参考書がどういったものなのか、その概要を紹介します。
科目 | 日本史 |
出版社 | ナガセ(東進ブックス) |
目的 | 日本史の知識を固める、完成させる |
対象 | 日本史の日大やMARCHレベルの知識を中心に固めたい方 |
難易度 | 日大、MARCH、関関同立(~最難関)レベル |
分量 | 440ページ |
問題量 | 6720題 |
『日本史B 一問一答 完全版』は、日大レベルの問題から
難しい問題まで対応することができるようにもなる参考書です。
構成は至ってシンプル、問題が空所補充形式で載っていて、
そのあとに答えが載っているというもの。
解説はシンプルで、問題数のボリュームを重視した参考書です。
センター、共通テストレベル1802題
一般私大レベル2240題
難関私大レベル1960題
マニアレベル718題
に分かれています。
総問題数は6720題というボリュームです。
問題に星マークがついていて、問題の難易度が分かりやすくなっています。
まずは簡易的なレベルを網羅して、さらに難しいレベルを含めてといった流れで
問題を進めて知識をつけていくことができます。
すべてを一気に暗記してもよいのですが、コストパフォーマンスを考えると、
覚えるレベルの段階をつけたほうが良いでしょう。
今回は、そんな『日本史 一問一答 完全版』について、
特徴や活用ポイント、使用するタイミングなどを解説していきます。
これから、本格的に日本史の大学入試に向けての学習をスタートさせる!
という方など、ぜひご覧ください!
『日本史B 一問一答 完全版』の特徴、活用ポイント
先ほど触れたように、星の数で難易度が決まっています。
星の数が多ければ多いほど頻出問題です。
簡単な問題から順に星3つ~星0までの4段階あります。
それぞれの難易度と大学レベルの対応がどうなっているかについて
日大より偏差値が低い大学であれば星3つ~星2つくらいまでの知識があれば
対応することができるでしょう。日大〜MARCH、関関同立レベルの受験であれば
星1つまでは必要でしょう。
早慶も星1つまでを完璧にしておけば対応できます。
星0についてはほとんど必要ありませんが、出題されれば他の受験生との差を
つけることができる問題といったところです。
『日本史B 一問一答 完全版』の注意点
日本史は、用語を覚えるだけでは入試では対応することはできません。
一問一答は特に何度も繰り返して覚えた場合、この参考書で記載された文章でしか
用語を覚えることができず、他の角度で出題された場合対応できません。
また、用語単体ではなく、日本史は縦の繋がりや横の広がりと
関連させて初めて用語を覚えたことのパワーを発揮することができます。
そのためには、資料集や講義系の参考書を読みながら、
『日本史B 一問一答 完全版』などの参考書を進めていくことがポイントです。
おすすめの講義系参考書としては、
『金谷の日本史 「なぜ」と「流れ」がわかる本』
『日本史Bの講義 実況中継』
などがあります。
基本的に日本史の学習は、ベースとなる「まとめノート」
のようなものを自身で作成することをおすすめします。
そこに、資料集で参考になりそうな資料を貼ったり、
模試や過去問で分からなかった問題などの内容を追記したりして、
どんどんその「まとめノート」を育てていきましょう。
そして、その内容が定着しているのかを問題集で確認する
という勉強方法をおすすめします。
参考書を活用する時期、タイミング
日本史を全くやったことがない方は、この参考書を
1冊目とすることは、おすすめしません。
いきなりこの参考書からスタートしても、
その語句が重要である歴史的な背景が分かりませんし、
時代の流れと結びつけることもできないでしょう。
よって、覚えてもすぐ忘れてしまいます。
よって、まずは日本史の基本的な知識や、ある程度の流れを身につけた上で
2冊目や3冊目の問題集として使いましょう。
1冊目としておすすめしたいのは、
『教科書よりやさしい日本史ノート』
2冊目としておすすめしたいのは、
『30日完成 スピードマスター 日本史問題集』
です。
そのあとに今回紹介した『日本史B 一問一答 完全版』
を活用することをおすすめします。
また、日東駒専や産近甲龍ラインの大学過去問などに
取り組む場合には、もう1〜2冊参考書を挟んでおくと
より取り組みやすくなるでしょう。
『日本史B一問一答 完全版』の次にやり込む参考書は?
まず、『日本史B 一問一答 完全版』と並行して取り組んでもらいたい
参考書として『年代別暗記法』があります。
一問一答式の問題集だと、どうしても用語と用語が孤立してしまいます。
それを結びつけながら覚えるためにも、『年代別暗記法』の活用がおすすめです。
そして次に
偏差値50以上の大学を志望している方の場合は、
これらの参考書で培った内容を活かすことができるのかを
センター過去問を5〜10年分解くことで確認することを
オススメします。ある程度スピードも求められますが、
ここで8割の得点率までアップさせることができていれば、
次の参考書や、大学過去問に進んでも対応できるでしょう。
そして、MARCHレベル以上や地方国公立以上の段階に
日本史を磨いていくために取り組んでもらいたいのが、
『実力をつける日本史100題』です。
また、国公立大学などで記述力を高めておく必要がある場合は、
『考える 日本史論述』
で記述力を磨いてから、過去問に入りましょう。
過去問は10年分程度は解いて、出題傾向に慣れておくようにしましょう。
またその中で出てきた苦手分野を参考書や類似大学の過去問で演習することで
丁寧に埋めていくようにしましょう。
以上、参考書の紹介でした。
志望大学合格への参考になりましたら嬉しいです。
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