「物理の共通テストの対策が分からない!」
「物理の共テで高得点(90%以上)をとるためにはどんな参考書を使えばいいの?」
といった方に向けて参考書や勉強方法を紹介しています。
今回は、物理を基礎レベルからスタートして、
偏差値30台からでも、
共通テストで90%以上を(本当は満点、100%!と言いたいところですが笑)
参考書だけでとる方法を紹介します!
国公立、私立に関わらず、
共通テスト物理(やそのレベルの学力)が大学入試に必要な全ての方に
是非とも参考にしてもらえたらと思います。
取り組むべき参考書や対策を順番に紹介していきますので、
ぜひともその順番で共通テスト対策を進めてみてください!
そのほかの共通テスト科目の対策記事も
ぜひご覧ください!
①『リードLightノート物理基礎』
どういった方にオススメ?(活用時期やタイミング)
物理の初歩的な、基本的なところから学習をスタートさせたい方、
模試で物理の偏差値が30台、40台前半といった方は、
この参考書からのスタートをお勧めします。
『リードライトノート物理基礎』ってどんな参考書?
高校物理に苦手意識がある、基礎基本のレベルからスタートしたい
という方であっても取り組みやすい参考書です。
基礎レベルの問題が揃っているので、
そういった簡単なレベルの問題から解き方をマスターすることが可能です。
特徴、活用ポイント
特徴としては、物理に必要な基本知識のインプットと、
問題を解くことによるアウトプットの両方を
この1冊で完結できる参考書であるという点です。
基本的な知識を着実に入れながらも、
それを沢山の基本レベルの問題を通して
実際に活用できるのかを試していきながら、
確実に定着させていくことができるようになっています。
他にも似たような参考書がある?
「この参考書以外におすすめはないの?」
「ちょっと『リードライトノート物理基礎』は合わなかった」
というような方もおられると思いますので、そのために
似たようなレベルの参考書を紹介しておきます。
そんな方にオススメしたいのは、『宇宙一わかりやすい高校物理』です。
物理への苦手意識がある人にもやさしい構成になっています。
別冊は問題集になっているので、
インプットしたことをアウトプットできるかどうかを
確認しながら定着させていくこともできます。
ぜひ「宇宙一わかりやすい高校物理」も最初に取り組む参考書の
選択肢のひとつに加えてもらえたらと思います!
さて、『リードLightノート物理基礎』を終えたら、次はこちらです!
②『リードLightノート物理』
どういう生徒さんにオススメ?(活用時期やタイミング)
この参考書に入る基準としては、
先ほど紹介した『リードライトノート物理基礎』
などをしっかりやりこむことができた段階です。
もしくはやらなくても問題ないくらい、
基礎レベルは頭に入っている状態にはしておきましょう。
『リードライトノート物理』ってどんな参考書?
物理の基本的な問題が厳選された問題集であり、
すべての単元がコンパクトまとまっている問題集です。
基礎基本レベルの中で、基礎から応用まで網羅されていて、
公式を覚えるだけでも解けるような簡単なレベルの問題から、
しっかりと計算する必要のある問題まで幅広く掲載されている参考書です。
特徴、活用ポイント
『リードLightノート物理』の特徴は、
基本的な知識について解説されている講義部分と
具体的な問題を通じて内容を理解するための問題部分
という構成になっているので、取り組みやすいことです。
より詳しい参考書の紹介は、こちらをご覧ください!
『リードLightノート物理』
が終わったら続いては、『物理のエッセンス』に入ります!
③『物理のエッセンス』
どういう生徒さんにオススメ?(活用時期やタイミング)
この参考書に入る基準としては、
先ほど紹介した『リードライトノート物理』
をしっかりやりこむことができた段階です。
もしくはやらなくても問題ない状態であれば、
『リードLightノート』シリーズを飛ばして、
この参考書からスタートしても良いでしょう。
『物理のエッセンス』ってどんな参考書?
物理の基本的な問題のほとんど全てがつまった問題集であり、
すべての単元の基本がしっかりと網羅された問題集です。
かなり有名な参考書で、物理を学ぶ方であれば、
ほとんどの方が通る参考書ですから、
やっておいて損はない良書と言えるでしょう。
『物理のエッセンス』
が終わったら続いては、『良問の風』に入ります!
④『良問の風 物理 頻出・標準入試問題集』
『良問の風 物理 頻出・標準入試問題集』ってどんな参考書?
『良問の風 物理 頻出・標準入試問題集』は、
日東駒専レベルからMARCHや地方国公立レベルの
問題演習を積むことができる参考書となっています。
物理の基本知識を「物理のエッセンス」などの
別の参考書で学んだ上で、
大学入試の二次(個別)試験レベルの問題を
解く力をつけるために最適です。
非常に有名な参考書で多くの受験生が活用する良書ですね。
また『物理のエッセンス』と著者も同じで、うまく連動させることができるので、
単元ごとに『物理のエッセンス』と『良問の風 物理頻出・標準入試問題集』を
交互にやり込んでいくようなイメージで進める方法もオススメです。
参考書の活用方法などの詳細はぜひこちらをご覧ください!
⑤ センター試験過去問で対策!
どういう生徒さんにオススメ?(活用時期やタイミング)
「良問の風」をやりこんで、
教科書レベルの基本的な問題から、共通テストで6〜7割程度を
とることができるであろうレベル
全統模試などでいえば、偏差値50以上は固いだろうレベル
まで実力をアップさせたら、
次に取り組むのがセンター過去問です。
どの程度までやり込んだらいいの?
これまでの参考書で培った内容を活かすことができるのかを
少なくともセンター過去問を6〜10年分ほど解くことで確認することを
オススメします。
もちろん、試験本番までどのくらいの時間があるかにもよりますが、
毎週1年〜2年分くらい解くようなペースで構いません。
大切なことは、1年分やったらどこで間違えたのか、
どうしたら解き切ることができたのかなどをしっかりと分析し、
次回似たような問題が出たら確実に完答できるようにしておくことです。
「物理のエッセンス」や「良問の風」など、今までの参考書でやったことを
活かすことができているのかも確認していきましょう。
ある程度スピードも求められるのがセンター過去問の特徴ですが、
やり込む中で、初見で8割〜9割程度の得点率まで
アップさせることをゴールにしたいところです。
そして、センター過去問で80%ほど取れるようになったら、
続いての参考書、問題集はこちらです!
⑥ 共通テスト予想問題で総仕上げ!
⑤までの参考書やセンター過去問などまでやり込むことができていれば
あとはアウトプットをしながら実力を磨いていくだけです。
ここからは、共通テスト予想問題などが各出版社から出ていますので、
それを順番に解いていく段階です。
ここまでやりこんでいれば、実際に予想問題を解いていく中でも90%を
超えてくることもあるでしょう。また模試でもその程度の結果が
出せるようになっているはずです。
学習をここで緩めることなく、
ひとつひとつの問題からエッセンスを吸収しましょう。
そうやって磨いていくことで、より確実に9割以上の得点率を
コンスタントにマークできるようになるでしょう。
以上、「共通テスト物理で 9割以上とる方法」でした。
共通テストで90%以上の得点をとるための参考になりましたら幸いです。
他科目の共通テスト対策についてもぜひご覧ください!