「自分の実力に合った参考書が分からない!」
「自分の志望大学に合格するためにどんな参考書を使えばいいの?」
といった方に向けて参考書を紹介しています。
今回紹介するのは、
『実力をつける地理 100題』
です。
国公立、私立に関わらず、地理が大学入試に必要な全ての方に
是非ともオススメしたい一冊です。
それでは、早速この参考書の効果的な使い方などについて
紹介していきます!
『実力をつける地理 100題』ってどんな参考書?
まず、この参考書がどういったものなのか、その概要を紹介します。
科目 | 地理 |
出版社 | Z会 |
目的 | 地理の記述、応用力を高める |
対象 | MARCH〜難関大学レベルに実力を高めたい方 |
難易度 | MARCH~早慶、旧帝大など難関大レベル |
分量 | 432ページ |
問題量 | 100題 |
『実力をつける地理100題』は、MARCHレベル以上、旧帝大以上の
難関大学レベルの実力を身につけることができる地理の参考書です。
論述問題なども含めて難関大学で出題される問題が100題掲載されています。
問題量は多いですが、何度も繰り返し解くことで二次試験の地理で
しっかりと高得点を狙う実力をつけることができます。
解説では問題を解くために必要な知識などの解説だけではなく、
周辺知識、背景知識などについても詳しい説明が掲載されています。
そういった付帯情報を蓄えておくことで、難関大学レベルの問題への
対応力が磨かれるでしょう。
今回は、そんな『実力をつける地理 100題』について、
特徴や活用ポイント、使用するタイミングなどを解説していきます。
これから、本格的に地理の大学入試に向けての学習をスタートさせる!
という方など、ぜひご覧ください!
『実力をつける地理 100題』の特徴、活用ポイント
100題のうち、90題は、系統地理や地誌、地図の問題などを
ジャンル別に演習できるようになっています。
論述問題も5題ごとに登場しますので、
ハイレベルな問題を順番に解いてく中で、
単元ごとにポイントをおさえていきましょう。
そして、10題が過去問になっていますので、そこでしっかりと
他の90題で身につけたことが実践できるかを確認しましょう。
論述形式の問題は単に知識を覚えているだけでは、記述できないことが多いです。
身に付けた知識をどのように紐づけていくのか、
どういったところが問われている問題なのか、
必要な要素をしっかりと盛り込んで答案を記述することがポイントです。
『実力をつける地理100題』の解説の「論述の組立て」という部分を読んで、
しっかりと記述を完成させるまでのプロセスを理解して、
それぞれの問題でどう答案を組み立てるのかを掴んで、
初見の問題でも記述できるように実力を磨いていきましょう。
また、「採点ポイント」の項目が自身の答案に含まれているかどうかを確認しましょう。
過不足なく要素が盛り込まれているのかを採点基準と照らし合わせて、
不足部分があれば、どうすれば盛り込むことができるのか、
回答プロセスをしっかり整理しましょう。
この確認、理解、整理を丁寧にすることで、
論述問題を解く実力が着実に磨かれるでしょう。
『実力をつける地理 100題』を活用する時期、タイミング
地理を全くやったことがない方は、この参考書を
1冊目とすることは、おすすめしません。
いきなりこの参考書からスタートしても、
実力から乖離しているので、
得られることがほとんどないという状態になってしまいます。
よって、まずは地理の基本的な知識をしっかりとおさえるための
参考書を先にやり込んでおくことをオススメします。
基礎知識をおさえる参考書としておすすめしたい2冊は、
『瀬川聡のセンター試験地理B 系統地理編 超重要問題の解き方』
『瀬川聡のセンター試験地理B 地誌編 超重要問題の解き方』
です。
そして、その後に
日東駒専や産近甲龍ラインの大学過去問などに取り組む前に、
これらの参考書で培った内容を活かすことができるのかを
センター過去問を5〜10年分解くことで確認することを
オススメします。ある程度スピードも求められますが、
ここで8割の得点率までアップさせることができていれば、
次の参考書や、大学過去問に進んでも対応できるでしょう。
今まで学んできたことをしっかりと活かすことが確認できた時点で、
『実力をつける地理 100題』に取り組むことをオススメします。
『実力をつける地理 100題』の次にやり込む参考書は?
この参考書を終えた時点で、かなりの大学に対応できる力は
身についているでしょう。そのまま過去問に入ってもらっても
スムーズに対応していくことができるでしょう。
ただ、その上でさらに旧帝大レベルの記述力を
磨いていくために取り組んでもらいたいのが、
『納得できる 地理論述』です。
参考書で記述力を磨いた後には、いよいよ過去問です。
過去問は10年分程度は解いて、出題傾向に慣れておくようにしましょう。
またその中で出てきた苦手分野を参考書や類似大学の過去問で演習することで
丁寧に埋めていくようにしましょう。
以上、参考書の紹介でした。
志望大学合格への参考になりましたら嬉しいです。
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