「自分の実力に合った参考書が分からない！」
「自分の志望大学に合格するためにどんな参考書を使えばいいの？」
といった方に向けて参考書を紹介しています。
今回紹介するのは、
『ポレポレ英文読解プロセス50』
です。
国公立、私立ともに難関大学の受験を考えている方には
是非ともオススメしたい一冊です。
それでは、早速この参考書の効果的な使い方などについて
紹介していきます！
英語のその他参考書紹介もぜひご覧ください！
「ポレポレ英文読解プロセス50」ってどんな参考書？
まず、この参考書がどういったものなのか、その概要を紹介します。
| 科目 | 英語 |
| 出版社 | 代々木ライブラリー |
| 目的 | 英文読解 |
| 対象 | 早慶・難関国公立レベルを目指す方 |
| 難易度 | MARCH・関関同立〜早慶・難関国公立レベル |
| 分量 | 129ページ |
| 問題数 | 50題 |
『ポレポレ英文読解プロセス50』は、
早慶や難関国公立で出題される英文読解にも対応できる力を
磨くことができるハイレベルな問題集です。
全部で50の例文が掲載されています。
ボリュームとしてはそこまで多くないですが、
内容自体はハイレベルなので、
丁寧にエッセンスを咀嚼していく必要があります。
すでにある程度の英文解釈力があることを前提として、
難関大学にも対応できる力をつけたい際に使うべき参考書です。
今回は、そんな『ポレポレ英文読解プロセス50』について、
特徴や活用ポイント、使用するタイミングなどを解説していきます。
特徴、活用ポイント
『ポレポレ英文読解プロセス50』掲載されている50の例文は、
大学入試で頻出の文法テーマが、難関大学で出題されたものを中心に
バランスよく組み込まれています。
『ポレポレ英文読解プロセス50』に登場する例文をしっかり理解して、
文構造の決定ができるようになれば、
大学入試で出題される文章の読解では、ハイレベルな文章でも
対応できるようになるでしょう。
50の例文では、ただ文法事項と例題が載っているわけではありません
解答、考え方のプロセスが解説されていることがポイントです。
何をヒントに文構造を決定して、読み解いていくことができるのかを
しっかりと身につけることで、初見の問題に対しても
問題なく対応することができます。
読解プロセスの解説もフランクな文体ですし、理解しやすくなっています。
自分が書いた記述の答案と、読解プロセスの解説に記載されている
解答プロセスを擦り合わせることが大切です。
どの部分を改善すべきかや、どのような解答プロセスを経て記述内容を導いていくのか
をしっかりと分析し、再現性を高めていきましょう。
ポレポレならではの使用方法
『ポレポレ英文読解プロセス50』に限らないことではありますが、
英文読解の教材は2周、3周と繰り返し解くことが大切です。
1周しか解かないと、
最初に間違えた問題が身についているか確認できません。
「解説を読んでわかった気になる」ことと、実際に「できる」ことには
大きな差がありますので、注意したいところです。
1周目で間違えた問題は、解説を参考に原因を分析して身につけましょう。
そして、2周目以降にその原因、ポイントに自力で気づいて、
その解答プロセスの通りに記述できているのかを確認しましょう。
2周目以降でも間違ってしまったものがあれば3周、4周と、
完璧になるまで繰り返し学習しましょう。
ここまでは、どの参考書でもやってもらいたいことですが、
特に『ポレポレ英文読解プロセス50』に関しては、
完璧になったとしても定期的にやり直して
解答プロセスを確認するという使い方ができます。
ぜひ徹底してやり込んで、染み込ませるようにしましょう。
参考書を活用する時期、タイミング
まず、この参考書に入る基準としては、
日東駒専ラインの過去問で合格点に到達しているか
センター過去問で8割程度を取ることができているか
ということは前提です。
共通テストレベルまで実力を磨くための参考書については、
こちらをご覧ください！
できれば、地方国公立大学の過去問などでも
合格点を取ることができた後が望ましいです。
関関同立やMARCHのレベルでも、
あと一息で合格ラインに到達するぐらいの実力がほしいです。
そのレベルに達する前に
この参考書に入ったとしても、
時間ばかりがかかってしまい、得られることは少ないでしょう。
ですので、参考書をスタートさせるタイミングに注意しましょう。
参考書で考えた場合は、
『国公立標準問題集CanPass英語』を終えた段階で、
ポレポレに取り組んでもらうというタイミングが良いでしょう。
ポレポレを終えた後であれば、
MARCHや関関同立、神戸大学あたりの偏差値帯の大学の
過去問や類似大学の過去問を解いてもしっかり勝負できるところまで
実力が磨かれているでしょう。
過去問は10年分程度は解いて、出題傾向に慣れておくようにしましょう。
またその中で出てきた苦手分野を参考書や類似大学の過去問で演習することで
丁寧に埋めていくようにしましょう。
過去問の記述形式の問題で解答プロセスが分かりづらい場合、
『ポレポレ英文読解プロセス50』の解説を見直して、
模範解答と自分の答案を比較することで対応していきましょう。
シャドーイング、音読
基本的に英語の問題集は、音読やシャドーイングの練習をすると、
学習効果をさらに高めることができます。
リスニングの問題などでも、よく出る単語や熟語、構文などをしっかりと
音読を通して頭に入れておくことで、
反射的に気づいて対応し、解けるようになります。
また、リスニングだけでなく、読解のスピードアップにも役立ち、
速読力を磨くことができます。
一通り学習したあとは英文を音読、シャドーイングすることを
習慣にしましょう。
1日に音読する問題数を決めて、無理のない範囲で時間を決めて
行うことで英語力を効率良く高めていきましょう。
『ポレポレ英文読解プロセス50』の次にやり込む参考書は？
地方国公立以上の難関大学だと、
さらにハイレベルな参考書を進めておく必要があります。
特に、難関大学の英語では、
1,000語以上の英作文の問題が出題されたり、
文構造が非常に把握しづらくなったりするなど様々です。
「ポレポレ」で難関大学の問題での対応力は
ある程度磨かれていますが、
さらに英文和訳系の記述力を高めたい方には、
「透視図」などの参考書がオススメです。
さらにハイレベルな良問が揃っていますので、
文構造が難しい文章をしっかりと細部まで捉えながら
読むことができるようになります。
注意点
国公立で出題される長文読解以外の問題などは掲載されていません。
例えば、会話形式の穴埋め問題や自由英作の問題などです。
よって志望大学にそういった問題がある場合は、別の参考書で
対策する必要があります。
自由英作文対策としては、
『英作文ハイパートレーニング』などの参考書がオススメです。
大学入試の英作文で頻出の例文が多く掲載されていますので、
まずはしっかりとインプットして、自身の考えを英語で記述する際に
活用できるようにしていきましょう。
以上、参考書の紹介でした。
志望大学合格への参考になりましたら嬉しいです。
コメント